ジャンルから探す
新着作品
X(旧Twitter)でも最新情報をお知らせしています。
ぜひ、X(電子文藝館@日本ペンクラブ)をフォローしてご確認ください。
日本ペンクラブ電子文藝館とは
日本ペンクラブは、インターネット時代の文学状況の変化を見通し、電子文藝館を2001年11月26日の「ペンの日」に開設しました。
電子文藝館の掲載作品は、会員・物故会員のほかに、幕末・明治維新から、現在までの日本近代文学の軌跡を鳥瞰できるように、1935年の日本ペンクラブ創立以前の先人たちの優れた作品もあわせて積極的に掲載しています。代表作というよりも、できるだけ、秀作、異色作、問題作などを探し出し、委員会の選考を踏まえて掲載しています。
現在電子文藝館に掲載されている作品は、日本ペンクラブの会員、物故会員を主体とし、いずれも、一部の著作権切れ作品を除いて、著作権の権利者か、権利継承者の掲載許諾を得て、無料で公開しています。従って、無断で他人に配付するなどの二次利用は出来ませんので、ご留意下さい。
国際版への誘い
第76回の国際ペン東京大会開催記念として、「国際版電子文藝館(デジタルライブラリー・インターナショナルエディション)」も開設しています。英語に翻訳された日本文学のいくつかの作品は「国際版電子文藝館」にて閲覧いただけます。
さて、世界各国の書籍を取り巻く状況は、グローバル化した電子環境のなかで、大きく変わりつつあります。
15世紀前半、写本の時代から、グーテンベルクの活版印刷の時代へ、大量配本により、書籍の流通は、大きく変わりました。人類は、第一の革命を体験しました。そして、およそ600年後、人類は、第二の革命を体験しつつあります。21世紀初頭、ペーパー(紙)の本の時代から、ペーパーレスの本の時代へ変わる兆しがあり、そうなれば、書籍の流通環境は、大きく変わる可能性もあります。
日本ペンクラブでは、2001年に電子文藝館を開設して、早くから、この問題に取り組んできました。第76回の国際ペン大会が、26年ぶりに東京で開かれることから、その記念事業として、日本ペンクラブ電子文藝館を9年ぶりにリニューアルしました。電子文藝館から、デジタルライブラリーへ。日本ペンクラブのデジタルライブラリーは、いま、建設途上です。
このデジタルライブラリーでは、日本文学の英訳作品などを積極的に掲載をし、世界各国・各地域へ向けて、インターネットを活用して、日本文学を発信し続けて行きたいと思っております。
現在は、日本ペンクラブの歴代会長の作品を優先的に掲載しています。また、外国からの大会参加者のために、日本の伝統芸能や日本ペンクラブの歴史に関する作品などを掲載しています。当面は、日本文学の英訳作品の掲載が、主になりますが、将来的には、ほかの言語訳作品なども、掲載したいと思っています。
興味のある方は、どうぞ、こちらの扉も開けて、作品を読んで下さい。
コラム
食文化継承とペンクラブ
熊谷 真菜 (クマガイ マナ) 18歳から京都大学人文科学研究所の多田道太郎研究室に出入りしていた。「民俗学」が農村漁村の習俗を対象とするな...つづきを読む
教育現場で文学に触れる機会を
福田 淑子 (フクダ ヨシコ) 近ごろ、小・中・高校ともに教員のなり手がいない、教師の病休が急増しているというニュースを目にするようになった...つづきを読む
活動を通しての出逢いと気付き
飯塚 裕子 (イイヅカ ユウコ) 講談師・神田松鯉先生にご紹介いただき、ペンクラブに入会。そしてAmazonで電子書籍を出版していたことで、入会...つづきを読む
瞳 湖
神山 暁美 (カミヤマ アケミ) 東海道新幹線を米原から北陸本線に乗り換え、しばらく行くと、左側に小さな湖が見えてくる。余呉湖である。水上勉は小...つづきを読む